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3月8日 九州自然歩道~川に落ちながら(泣)

3月8日、九州自然歩道、山内バス停から西海橋まで歩いた。

長崎県ルート⑫と、⑬の一部、だ。
【山内バス停~林道入口~牧場~分岐~渡渉ポイント~小川橋~伊佐ノ浦分岐~鍾乳洞分岐~県道横断ポイント~尾根車道~虚空蔵山~瀬川木場バス停手前分岐~木場橋~小迎バス停~西海橋】
県のパンフによると、28.8km、約11時間の計算となる。

蛸鹿さんの歩いた、これとこれを、参考にさせていただき、何とか歩くことができた。
蛸鹿さんたいへんお世話になりました。





 
 
久しぶりの晴れの予報なので、多少無理やり休むことにした。
お宮さんの都合を聞くと、残念ながら用事があるとのことで、ひとりだ。寂しい…(泣)

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朝一番のバス。西彼杵高校経由「板の浦」行き。もちろん初めて乗る。
西彼杵高校前で乗り換えなのだが、時刻表では1分しか乗り換えの時間がない。
田舎の朝早くのバスなので時間通りの運行だろうと予想はしてたが、
イマイチ不安なのでバスに乗りすぐに運転手さんに事情を話すと、
今日は高校も休みなので大丈夫だろうとのこと…

約1時間ほどで定刻通り7:42「西彼杵高校」に到着。
ここまで乗客数6名。うち4名は、中学生の通学。経営が心配になる。
1分もしないうちに7:43「大串行き」バスがやってきて、乗り換え成功。一安心だ。
10分程度で「山内バス停」に到着。
降りると強風が吹いてて無茶苦茶寒い。
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久しぶりの九州自然歩道の未開拓ルート。
やっと来れた。

今回の計画は、蛸鹿さんにもアドバイスをもらいながら、
さんざん迷った揚げ句、区間を決定した。
というのも、1度経験してしまうとたいしたことはないのだが、
当初、歩き終わった後のバスの便が全くわからなかったのだ。
例えばルート⑫の最後の「瀬川木場バス停」。
地名も分からなければ、バスの路線もさっぱり?

ま、いろいろ調べてるうちに、少なくとも小迎まで歩けば、
遅くなっても帰りのバスが何便かあるということが判明した。
西海橋までは遠いが、時間次第では小迎で終わればいいか、と計画した次第だ。

寒い中、県道を歩いて行く。意外に通勤の車が多い。
蛸鹿さんのHPを写真付で印刷してきたので、握り締めて歩いた。
迷う箇所に来ると、蛸鹿さんの資料をチェック。これで随分助かった。

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シダに覆われた尾根道。
蛸鹿さんが昨年の10月下旬に歩いた時に1時間半かけて鎌で伐採してくれたそうだ。
これが念頭にあったので、シダがまた繁る前に歩きたかったのだ。
それでも、多少は成長しているのであろう。
足元は見えず、歩を進めると靴紐が引っかかり、何度もほどけてしまった。
こりゃ、夏になるととんでもない事態になるんじゃなかろうか。
クモの巣も避けられそうにない。

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しかし、時折見える海や、空の青さが、単純に嬉しい。
これこそが、自然歩道歩きの醍醐味だろう。
天気のいい日に歩くに限る。

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伊佐ノ浦川の渡渉ポイント。
意外とたいしたことがないように思えた。
多少濡れても、靴は防水だし…
と、思った瞬間、右足が滑り、川の中へ。
防水など関係ない、くるぶしあたりまで水中に浸かる…
一挙にブルーな気分。
やっとのこと渉り、岩の上に座り込んでしばし呆然。
靴下はビショビショ。脱いで絞ったら水が滴った。
一応、3分ぐらい岩の上に干した。
乾くわけもないので、仕方なしに濡れたまま履く。
そのうち乾くだろうと諦めて再び歩き出した。

蛸鹿さんの資料に何度も助けられながら順調に歩いて行く。
今日は長丁場なので、ラーメンは持ってきていない。
朝食用も含めて、おにぎり5個とパンを朝からコンビニで買ってきた。
お腹が空くたびに、小休止しおにぎりを食べた。

途中、営業車に乗った男性から話しかけられた。
写真を撮っていた僕の後ろを車で通り過ぎて行ったのに、途中でわざわざバックしてきたのだ。
どこから歩いているか聞かれたので「山内バス停」と返答。
答えながらわからないだろうな~と思ったが、他に言いようがなくて困った。
歩くのに興味があるみたいだったので、県のパンフを見せながら、自然歩道のPR。
普段、通り過ぎる車の中から「一体何でこんな所を歩いているんだろう?」みたいな目で見られているので、こういうことは嬉しいものだ。

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県道横断ポイント。
ここまで約4時間だった。
ほとんど迷うことなく、また難所のシダ街道を順調に歩けたお陰だ。
ホントに蛸鹿さんに感謝!!
多少長めの休憩を取り、後半戦スタート。

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いろんな分岐もスムーズにクリアしながら、虚空蔵山へ到着。
先日、娘とドライブした時に来た。
前回はかなり霞んでいたが、今日はそこそこの展望。
写真をパチパチとるが、後から見てもどこの方向かわからず(汗)

琴平神社なども見学して、車道を下っていく。
途中ツワ採りをしていたオバチャンに「旅行ですか?」みたいなことを聞かれた。
またもや「山内バス停から歩いてきた」と返答しても「どこ?」と聞かれるので、説明に苦しんだ。

木場橋に下っていく途中で、のりさんからメール。
「いのししと出会ったか?」みたいな内容だったので、「川に落ちました」と返信。
「頑張って下さい」と来た後すぐにもう1通着信。「(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)」
人の不幸を笑うとは…悪魔ですな(爆)

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小迎に到着。15:30ぐらい。
パンフによるとここから西海橋まで60分。
西海橋で17:00前のバスに乗ればいいので、時間は十分にありそうなので、歩きを続行。

小迎集落の中には、全く標識がない。
蛸鹿さんの資料に従って、注意深く進んだ。
時折、県のパンフのおおまかな地図を眺める。
だいたい県のパンフ通りに進んでる模様。
蛸鹿さんの資料で、A、B、C、地点は同じように進む。
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D地点のみ違う方向へ行ってみた。
やはり標識はない。

西海橋公園に入り、適当な道を登っていった。
西海橋は何度も来た事があったが、この公園の存在を知らなかった。
西海橋側から来ても、かなり徒歩で登る必要があるので目立たないのだろう。
子供が小さければ、遊ぶのに手ごろみたいだ。

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そして西海橋に到着。16:30ぐらい。
結局8時間30分程度かかった計算だ。
写真を撮りながら歩いたからだろう、ひどく疲れた感じではなかった。

帰りは、大串行きのバスに乗り、大串で新地行きのバスに乗り換えた。

西海橋より先の九州自然歩道は、もう公共交通機関では難しそうだ。
車で行って、スタート地点にバスなどで戻るというような方法をとらないと厳しいかも。


アルバムはこちら。 
(写真の枚数が多いです。同じような写真ばかりですが取捨選択をする暇がありませんのでご勘弁下さい)

by osanpowalker | 2010-03-14 23:05 | 九州自然歩道  

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